授業科目名 | 符号理論 |
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履修期 春 2単位 履修基準年度 3年 |
授業目的 |
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通信や記録システムの信頼性向上のために,誤り訂正符号は不可欠の技術となっている.シャノンにより示された通信路容量を目指して,過去50数年間に様々な符号が検討されてきた.本講義では,通信路符号化の目的と達成可能な性能を理解したうえで,具体的な符号の構成法や復号法についての基礎事項について学ぶ. |
到達目標 |
誤り訂正符号に関する基本事項を習得するとともに,関連する数学的事項を理解する. |
授業計画 | |||||
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第1回 | 講義概要・誤り訂正符号の基礎 | ||||
第2回 | 情報理論と通信路符号化 | ||||
第3回 | 誤り訂正符号の概念と方法 | ||||
第4回 | 数学的基礎(有限体・線形代数など) | ||||
第5回 | 線形符号の定義 | ||||
第6回 | 線形符号の性質 | ||||
第7回 | 線形符号の具体例:ハミング符号,リードマラー符号 | ||||
第8回 | 線形符号の具体例:低密度パリティ検査符号 | ||||
第9回 | 線形符号の具体例:ポーラ符号 | ||||
第10回 | 畳込み符号 | ||||
第11回 | 畳込み符号の最尤復号法(ビタビアルゴリズム) | ||||
第12回 | 有限体 | ||||
第13回 | リード・ソロモン符号 | ||||
第14回 | リード・ソロモン符号の復号法 |