授業科目名 自然科学史
履修期  春 2単位 履修基準年度 1年
授業目的
我々が身に付ける衣料の歴史を振り返ると,植物繊維である木綿・麻,動物繊維である絹・羊毛に始まり,再生繊維であるレーヨン,半合成繊維であるアセテート,さらには合成繊維であるナイロン・アクリル・ポリエステルへと進歩してきた.特に日本の太平洋戦争前の主要輸出品は絹・綿・レーヨンであり,戦後20年間は合成繊維であった.繊維産業の興亡を通して日本の科学技術と経済の歴史を学ぶ.
到達目標
繊維産業の興亡を通して日本の科学技術と経済の歴史をプレゼンできる力の涵養が1つ目の到達目標である.また現在の繊維産業が環境保全産業であることをプレゼンできる力の涵養が2つ目の到達目標である.
授業計画
第1回明治期の日本の産業
第2回日本の産業革命1
第3回日本の産業革命2
第4回再生繊維レーヨンの登場
第5回それはニューヨークタイムズ「合成シルク」の記事から始まった.
第6回ナイロンショック1
第7回ナイロンショック3
第8回太平洋戦争後の日本の産業1
第9回太平洋戦争後の日本の産業2
第10回戦後の日本の繊維産業の隆盛と凋落
第11回化学繊維と環境保全1
第12回化学繊維と環境保全2
第13回ペットボトルのポリエステル繊維へのリサイクル
第14回化学繊維製品のリサイクル