授業科目名 バーチャルリアリティ
履修期 春 2単位 履修基準年度 3年
授業目的
バーチャルリアリティとは,体験者の感覚を適切に刺激することによって,実世界の本質的な部分を知覚的に再現する技術であり,実世界と同様の様式でコンピュータとのインタラクションを実現する.本講義の目的は,バーチャルリアリティの実現に必要な技術要素である,センシング,モデリングとシミュレーション,ディスプレイについて理解することである.
到達目標
1)バーチャルの概念を理解し説明できる.
2)バーチャルリアリティシステムを構成している要素技術について,原理と特徴を理解し説明できる.
3)人の感覚および認知について理解している.
4)要素技術を組み合わせることにより,実用的なバーチャルリアリティシステムを設計できる.
授業計画
第1回バーチャルリアリティとは何か
第2回基礎知識:座標系と座標変換
第3回バーチャル世界の構成:3次元空間のモデリング
第4回基礎知識:カメラモデル
位置・姿勢のセンシング手法
第5回視覚ディスプレイ
第6回ヒトの聴覚特性と音響シミュレーション
第7回聴覚ディスプレイ
第8回力触覚の生理と力触覚モデリング
第9回バーチャル世界の構成:物理シミュレーション
第10回力触覚ディスプレイ
第11回その他の感覚提示
第12回複数感覚の利用:感覚代行とクロスモーダル
第13回複合現実感:実世界とバーチャル世界の融合
第14回バーチャルリアリティの将来展望とまとめ