9月27日(土)
10:00-12:00技術と文化の相互作用
〜想像に着想を得た技術の創造と技術に影響を受けた娯楽作品の創造〜
稲見 昌彦 (慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授) 小学生の頃,「ドラえもん」やジュール・ベルヌの「海底二万里」を読みいつかそのような夢の世界が実現しないか夢想していました.おとなになると,座していても夢は実現しないことを悟り,自ら幼少時に夢見た世界を少しずつ実現する取り組みをはじめました.
あるSFアニメの監督は,95%のリアルに5%のフィクションを混ぜることで作品のリアリティが上がると言っていました.技術者はその5%をさらに現実世界に持ってくることが役割なのかもしれません.
空想と技術を繋ぐ研究事例とともに,技術と文化の相互作用について議論できればと思います.
参考記事:透明人間を実現した「光学迷彩」インタフェース革命に挑む稲見昌彦
スケスケになっちゃう「透明プリウス」 実際に乗ってみた10月11日(土)
10:00-12:00超臨場感通信
〜遠くの友と酒を酌み交わす技術〜
岸野 文郎 (関西学院大学 理工学部 教授) 人の感覚を「だます」というと語弊があるが,バーチャルリアリティはある意味で人をだまして現実と同等,あるいは現実以上の効果を上げる技術と言えよう.バーチャルリアリティ技術を通信へ適用した臨場感通信会議を紹介するとともに,最近,産学官で推進している超臨場感コミュニケーションについても紹介する.また,理工学部人間システム工学科の最近の活動として,グランフロント大阪のナレッジキャピタルでの展示,感性価値創造の研究を紹介する.
参考記事:超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム
COI-T「感性に基づく個別化循環型社会の創造」11月15日(土)
10:00-12:00人と映像の相互作用
〜映像を見る人,人をみる映像〜
山本 倫也 (関西学院大学 理工学部 准教授) 人は、身振り手振りを交えてコミュニケーション・インタラクションしている.本講義では,人と映像の相互作用の観点から,このような身体性を活かすことに着目して開発された,かかわりが実感できる身体的コミュニケーションシステム・インタラクションシステムについて述べる.特に,CGやロボットを情報メディアとするヒューマンインタフェース技術について紹介した後,「人をみる映像」に向けた身体動作解析技術について紹介する.
参考記事:インタビュー動画
ネット受付: 参加申し込みは このページ で受け付けております.当日は受付にてPeatixチケットをスマートフォン画面に表示して示していただくか,印刷したチケットをご持参下さい.
往復はがきによる受付: おひとりにつき1枚の往復はがきをご用意のうえ,講座名(「西宮上ケ原キャンパス講座」)・住所・氏名・氏名フリガナ・電話番号をご記入いただき,9月1日以降に下記へお申し込みください(3回分の講座に対して1枚の往復葉書で結構です).受講のご案内は9月10日以降順次お送りします.先着順で定員になり次第締め切ります(1回のみのご参加でもお申し込み可能です). 本学学生は申込不要です.当日,受付で学生証を提示して下さい.
本件に関するお問い合わせは以下までお願いします。
- 関西学院大学教務機構 生涯学習課 オープンセミナー係
- E-Mail: open2014f@ml.kwansei.ac.jp
- 住所:〒662-8501 兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155
- TEL:0798-54-6892