開講時間:
春学期　月曜３限

目的:
機械工学の動的問題の基礎となる機械系力学分野の初歩的な内容について理解する.
２自由度系機械構造物における不減衰系・減衰系の自由振動，強制振動などについて学び，機械構造物に生じる振動現象を論理的に理解できる能力を身に付ける．

内容:
１．ガイダンス，１自由度系の振動の復習
２．２自由度系の振動／非減衰振動
３．２自由度系の振動／減衰振動
４．２自由度系の振動／非減衰強制振動
５．２自由度系の振動／減衰強制振動
６．多自由度系の振動とモード解析
７．連続体の振動／弦の振動
８．連続体の振動／梁の振動
９．連続体の振動／有限要素法による振動解析
１０．自励振動と安定性
１１．非減衰振動とパラメータ励振系の振動
１２．授業中試験（中間試験）
１３．授業中試験の解説／問題の要点と解法の解説，周辺の講義内容の補習
１４．期末試験（機械力学分野）
１５．定期試験（全範囲）

評価方法:
中間試験と期末試験の合計100点満点、定期試験100点満点のいずれかの良い方の点数を成績とする.
レポート等の提出状況により加点を考慮する.

履修の条件:
微積分学I, II，線形代数I, II，機械力学Iを履修していることを前提として講義を実施．
解析学Iを履修していることが望ましい．

教科書等:
各回配布のプリントと各自使い易い教科書を準備のこと.

参考書等:
「振動工学の基礎」（森北出版、岩壺卓三，松久寛 著）