研究の紹介

ここでは,簡単に研究内容の紹介をしていきます.
アンビエントインタフェースやバーチャルリアリティが主なテーマですが,その範囲は実に広範囲にわたっています.

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情報可振化インタフェース

UPDATE  2012/03/10 22:00 pm

「情報可振化=様々な情報を振動で伝える」

日常生活を送るうえで,様々な情報が存在すると思います.たとえば,日常生活で欠かせない情報といえば天気がありますよね.
その天気に関するものであれば,雨/晴れなど天候に関する情報.雨は雨でもどれくらいの強さの雨か(しとしと雨やどしゃぶりの雨とか).
それ以外にも,目には見えない紫外線の情報や花粉症の人を悩ませる花粉情報etc…
ここには挙げきれないほどの情報が飛び交ってますよね.

そこで,情報可振化インタフェースと題してこのような情報を振動で伝えようという研究を現在行っています.
具体的には,目に見えない情報を直感的に伝えるのが目的です.

では,なぜ振動で伝えるのか?映像などの視覚情報ではダメなのか?と疑問を持たれると思います.
一つの理由としては,あくまで“直感的”に伝えることを目標としているからです.
映像などの視覚情報だと,ユーザは映像などを見ながらでしかその情報を得ることができませんよね.
しかし,振動で伝える方法ならば,ユーザは振動を発生する装置を“持つだけで”情報を得ることができます.
これならば,視界を奪われずに自分の作業をしながらでも情報が得られますよね.

今はどの情報がどの程度の強弱を持っているか,といった情報を発信するところまでですが,最終的には心地よい振動や怖い振動など感情的な情報も伝えれることを目標に頑張っています.