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着座状態と集中度
UPDATE 2012/03/10 22:01 pm
着座状態,つまり座った状態から集中度を測定する.
今までの集中度の測り方といえば,脳に測定器を付けたり,体中にセンサを取り付けたり・・・といった明らかに日常生活とは違う環境で測定を行うことがほとんどでした.
確かに,正確により高精度に測定を行おうと思えば,測定器やセンサの数を増やすといった考えが妥当ですが,より自然な状態で測る場合や被験者の負担を増やしたくない場合には,好ましくないですよね.
そこで,着座状態(着座姿勢)から集中度が測定できないか,という検討を行っています.
この手法ならば,被験者は座るだけで測定できるため負担も少なく,また非侵襲(痛みや危険を伴わない)なため安全に測定できるといったメリットもあります.
測定方法ですが,Wiiボードを使用することで測定することを検討しています.
本当に着座状態から集中度が測れるかどうかを検討するために,NIRSという非侵襲の脳波計測装置を併用し計測を行っています.
最終的には,学習の際にはこのような姿勢でするべきなど具体的な場所・状況などに応じた最適な姿勢を提示することを目指しています.